夢、いつかまた

さぁ、お待たせお待たせ。卒業式に配布された資料に、今回も「僕の夢・私の未来」があったんで、紹介します。自分の気に入ったやつの抜粋ですけどね。去年はこれ。

今回、ザッと見回して凄く目立ったというか多かったのがこれ。
●パテッィシエになって、美味しいお菓子を作りたい

TV番組の影響やろね。バイトで旅館やホテルに行った自分から言うときます。「ほんまに厳しいと思うよ。でもがんばれ」。
次に多かったのが
●優しい母親になって明るい家庭を築きたい

君たちの双肩に、日本の未来がゆだねられてます。どうかよろしくお願いします。

●新聞配達人になって、気楽にすごしたい

確かに朝刊配って夕刊配ったらブラブラしてるように見える。でも、「続ける」ことの大変サは並の仕事じゃないからな。ココロしてかかれよ。でも、どんなにメディアが進化しても、新聞の配達をココロ待ちにしている人は途絶えないと思うから、どうかがんばってほしい。

●一生懸命勉強して、税理士になりたい

「その理由が知りたい」

タクシードライバーになりたい

「残念ながら、TVドラマのように、そう頻繁に事件に巻き込まれることはないからな」。

今年の卒業生の「夢大賞 by ローラー男」は二つある。

●親のしている焼き鳥屋の人気を上げたい
●お兄ちゃんと同じダクト屋をしたい

どちらも、ほんまに泣かせる。多分、お父ちゃんのやってる焼き鳥屋が不振なんかな。場所が悪かったら救いようが無い。けど材料の”かしわ”はなるべく品質がよくて安い農家から、直接買いなさい。中央市場で買ってたらアガリが少ないよ。ネギはちょっと味落ちるけど、タレ美味しかったらバレへんと思うからね。中国産のを使いなさい。串打ちが一番大変やから、家族総出で手伝うこと。あとは、男気と感謝。君がおかみになった日は、絶対行くからね。

亜鉛板を打って、ジャバラを造るには、とても長くて辛い修行があるよ。でもな、焼き鳥屋も、焼肉屋もお兄ちゃんのつくったダクトが無いと、お店が煙たくて、お客さんがけえへん(来ない)。みんなが楽しく食事するために無くてはならん仕事やからね。兄弟で力合わして素晴らしいダクトを造ってな。焼き鳥を食べるとき、焼肉を食べるとき、いつも天井に這うダクトを見て応援するからな。ガンバレ!

俺ら大人が出来なかった夢、思いもしなかった夢、つかみそこねた夢、夢見た夢、どうか叶いますように。頼むから、全ての神さん仏さん、応援したってくれ頼むったら頼む!


運動:舞洲クルクル35km 夢も希望もないけど、おっさんにだって意地があるからの強度で。
飲酒:いえないくらい。