ラーメンの旅

ひっさりぶりの距離を走り、大変疲れました。けれど楽しい仲間との「食べ走り」は、年末を飾るにフサワシイ自転車行事の締めくくりになりました。

国道2号線と淀川の交わる場所からスタート。点在する”自転車止め”にヘキヘキしながらも、ひたすら淀川〜木津川の河川敷や堤防を使い、嵐山・渡月橋手前まで。京都は大阪より数度気温低い。体が冷えたので、一発目のラーメンへの期待もぐんぐん上昇。ほんで最初は、京福嵐山本線・ときわ駅前の「ラーメン太郎」に突入。
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メニューを見て最初に目に飛込んだのは「こってり・塩ラーメン」。塩ラーメンに「こってり」て何やろ?メンバー全員その謎に迫りたくて、満場一致でこれに。”天下一品”のこってりとは、だいぶベクトルが違うこってりでした。ちょっとカタクリっぽい。ごま油の風味もわずかにありました。みな美味い美味いと調子に乗って完食してたけど、二発目のことを考えて、「鉄の意志」で残しました。

店の清潔度:★★★★☆
接客態度 :★★★★★
値段    :★★★★★
スープ   :★★★☆☆(好みが分かれます)
麺(細ストレート):★★☆☆☆(最近には珍しいくらい、柔らかいよ)
あとの客が「麺固め」をオーダーしてたので、デフォルトが柔らかいということのようです。一生の不覚。



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市内を横断しての二発目は北大路下鴨中通り北西角の「ラーメン いいちょ」。なんで最後の「よ」が小っこいのか、最後まで気になりましたけど。味は醤油豚骨+背脂浮き浮きのタイプ。お昼過ぎやったので、家族ずれやカップルが並んでました。
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もういっこ気になったのが、看板に「幻の味」の文字。目の前のお店、幻か?と突っ込みたいの我慢して入店。「これはまぎれもない現実」とか書く、謙虚なラーメン屋の出現を期待したいな。


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麺は固めで店内も活気溢れる。店員さんもハキハキしてるし。でも、一発目の味をかき消すほどのパワーが感じられないぞ。どうも一発目が強烈なボディーブローとなって、今頃効いてきたカンジ。期待した背脂の量も、もっと下品なくらいブクブク浮遊してて欲しかったかも。自転車こいではるばる京都まで食べに、つまりそこそこ運動して汗かいた体でさえ、醤油辛く感じたので、正気の体調で食べたらもっとエグかったかも。

店の清潔度:★★★★☆
接客態度 :★★★★★
値段    :★★★★★
スープ   :★★★☆☆(しょっぱい)
麺(細ストレート):★★★☆
横の客が食ってたチャーハンの方が、実は引力強かったわ。

(H君、肖像権放棄ありがとう)
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(1発目も完食、つづく2発目も完食した、メンバーのH君。表情が冴えんぞ、大丈夫か??)


3発目は場所的に、このすぐ近くの「天下一品 北白川総本店」。しかし目撃者の話では、天一の中でも総本店の”こってり”は非常に手ごわいと聞いた。スープに箸が立つという恐ろしい逸話もある。我々の胃袋で、そのこってりをガッチリ受け止めることが出来るのか!?一発目、二発目ともまだ胃の中で充満中。全員溢れる悔し涙をぬぐおうともせず、出町柳経由加茂川〜鴨川〜竹田街道師団街道で南下。途中閉店した「伏見DX」前で黙祷をささげ、
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池田屋と間違えていた「寺田屋」で竜馬にも一礼。

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大阪中の島でちょうど日没。今年も無事に終わるんかとたそがれてたら、だれかが言いましたわ「最後にもう一発行っときましょうや」。

ショップ近くにある「ラーメン 壷 弁天町店」。醤油ラーメンということですけど、もう何を食っても口の中全てが「こってり状態」で、味わからんのよ。苦痛を男気だけで乗り切った。
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苦しくも楽しいラーメンの旅を終えて帰宅したら、世界一優しいローラー家内が、焼きそば作ってくれた。具無しのシンプルな焼きそば。「焼いたそば」でも”ラーメン”とは違う。でも、ダシが無いだけで「陸に上がったラーメン」という気がしないでもない。
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全身が、麺で多い尽くされた。翌日、顔や手足がむくんでいるのが楽しみ。

自転車:145km お尻が本当に痛い 胃もたれが酷い