ホームセンターへ行こう!

DSCN0118abe12月19日
この競技に参加し始めて、早くも5シーズン目。
場所は自宅から車で30分ほどの所。埋立地を利用した
広大な芝生広場が今回のレース会場。
地元の車連が主催する舞洲クリテリムというのが、自宅から
僅か15分のところであるのだけど、これには参加したこと
が無い。あくまで主観だけど、ロードよりシクロの方が苦しい
し、転倒する確立も高いし、終わってみれば衣装や機材や
ドロドロ。入賞する目はどちらも無いけどな。

では何故シクロに出るのかといえば「物凄く楽しいから」。
ロードレースは集団から切れて、完走を目指す競技では無い。
先頭集団に残り、ゲームに参加してこその物だと思ってる。
つまり草レースといっても、それなりに鍛錬・研鑽を積まないと
自分は楽しめないな。

シクロだって最後にはたった一人の勝者が決まるのだけど、
千切れた物同士の死闘や駆け引き。地面に隠されたトラップとの
勝負。毎周回が小さな冒険。凸凹道を走破できたときの喜び
もひとしお。

パンク、機材トラブルなどいろいろな不幸が選手を襲う。
タイヤの外れた自転車で走る選手、延々自転車担いでランニング
する選手。皆トラブルを呪ってはいるのだろうけど、瞳の奥が
笑ってるやん。

自分のチームが主管となったステージでは、走る選手の苦しみ
を頭に思い描きながらコーステープを張る。皆で考える壮大な
いたずらだな。

機材の改造も楽しみの一つ。MTB、ロード流用できるものは
工夫する。無い物はホームセンターに駆け込んで探す。
シクロの選手はホームセンターが大好きな筈。いや、絶対好き。
ホームセンターはええな。独特の建材の匂い、ヒンヤリとした
倉庫特有の冷気。珍しい洗剤、新型の工具。ネジ一本、ナット
一個までくまなくチェックする。それに満足したら犬を見る、
猫を見る、鳥を見る。爬虫類の新入荷も外されへん。
ホームセンターに行きたいやつは、シクロに出るべし!

(言いたいことが何やったか忘れたわ。まぁええわ。)

※写真はシクロ会場で会ったクラブ時代の後輩。
 今じゃ二人とも「エンジン付き人間」。