ケータイの未来は神田にあり

ケータイの未来について考えるのも飽きたので、JRに乗ってとっとと神田に移動。東方面の自転車仲間と宴会のため。出張に行くと言えば、わざわざ宴を催してくれるなんて、おっさん冥利に尽きるわ。ついでに言うと、自転車で結ばれた縁は強固、そして永遠なれ。大阪でも宴、東京でも宴。なるほど、流行の歌手やタレントが「全国ドームツアー」をやりたがる訳が、ようやく判ったわ。自分も札幌を皮切りに、4大ドームツアー宴をいつかやりたい。5万人近い人間が一斉にカンパイの音頭で中ジョッキをぶつけ合う姿を想像すると、ドキドキしてくる。終了間際になって、お会計のおねいちゃんが「ありがとうございます!お会計のほう、3億2千6百万、9千35円になります〜」と言い出したら、5万人であわててワリカンせなあかんのか。夜が明けてしまいそうや。

集合時間に間があったんで、神田をウロウロしたら立ち飲み屋を見つけた。いっつも行ってる野田阪神の赤垣屋とは随分赴きが違う。おっさん度がやや低い。ガテン系の客が皆無。こっちでは立ち飲み屋のことを「スタンドバー」と言うらしい。入店が18時前。ところが、「18時までにドリンク注文したら全品半額」と書いてある!これはイカン!急がねば!渾身の力を込めて、生中一発行った。続いて日本酒熱燗1合行った。余力があまり無いが、焼酎お湯割りも行った。時間に追われて呑むのは辛いぞ。体内のあらゆる臓器をフル稼働して「全品半額」に対抗したが、とても勝ち目は無い。

危うく仲間との飲み会を忘れそうになり、危ない危ない。

その後の宴の様子は、省略。たのしさにキリは無いけど、最終の新幹線が出てしまう。最終のホームで泣く女をもう随分見たことが無い。もっと呑みたくて泣く親父、危うく自分がその立場。シンデレラだっておっさんだって、魔法が解けるのはとても悲しいのよ。楽しい時間って、本当に”マッハの速さ”で過ぎ去っていく。

宴のみんな、おおきに。