真夏の京都と美智子さん

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(今年も沖縄はウクレレ持参の予定。沖縄といえば地元出身の彼らの曲を是非ともマスターして、
おきたいので、アマゾンで楽譜購入。ウクレレ背負ってレースに出たらあかんと、どこにも書いてない
けど、おとなしく自重しとく。”キカイダー”というあだ名つけられてもかっこ悪いしな。)


8月20日。後で知ったけど、この日京都の最高気温が35度近くあったらしい。お盆からだいぶ経ってしまったけど、ローラー家内と二人で、大谷祖廟へ墓参りに行ってきた。阪急河原町駅から八坂神社までの道、蒸し暑さ、雑踏、地面の照り返しの白さ。久しぶりの京都らしい「あつくるしさ」がちょっと嬉しい。
帰り道は祇園の方を回ってみた。もちろん「祇園で遊んだ」ことは一度も無い。大阪の新地なんかとは全然違うんやろなぁ。偉くなったら絶対行きたいな。腹も減ってたので飯の食える店も探してみたけど、どこもかしこも「祇園価格」。昼間の観光客相手なんで仕方ないけど、自分らにはちょっと合わん。空っぽの胃袋のまま河原町まで我慢するとして歩き続けてると、突然南座の交差点で大量の警察官が立っており、横断を全て遮断しとるがな。来たときから何か偉いぎょうさん警察おるなと思ってたけど。
回りでも、ケータイのカメラを構えた人が沢山いて騒いでる。こっちは腹へって足ガクガクで、早く河原町阪急の大食堂にたどり着きたくてイライラしてるのに、まったくどこのどいつの仕業や!
5分ほどの静寂の後、大量のパトランプが遠くから近づいてきた。白バイに先導されて、真っ黒で巨大なリムジンが、時速20km/hくらいでノロノロやってくる。まったく迷惑な話や。乗ってるヤツに一言いうとかなアカンと身を乗り出した次ぎの瞬間、

はっ!わし何しとんねん!?「自動的に手を振ってしまったわ」。

夫婦で京都御所に用事があったと後で知った。思った程オーラは出てなかった。暑いのに車の窓全開で、沿道が途切れるまで懸命に手を振り続ける姿は、なんかかわいそうやった。