川の話を繰り返し読んだ

「蛍川」「泥の河」「道頓堀川」。宮本輝さんの三部作やね。風邪で寝込んでる時くらいしか、読み返すことがないわ。連続して読むなんてな。宮本さんの作品に、たびたび近所の風景やお店が出てくるので、親近感沸くのよ。
学生の頃、短い夏休みを利用して、道頓堀沿いの深夜喫茶でバイトしてた。同じビルの上の界が雀荘で、同い年の学生がバイトしとった。そいつと仲よくなって、牌磨きを手伝ったり、イカサマを教えてもろたりしたな。麻雀が好きでそのバイトを始めたけど、他人が打ってるのを見ても楽しく無いし、面子が足りない卓に入るのもあまり好きではないと言うてたな。思ったとおりの手が回ってくるのが楽しみという自分とは違って、自分以外の3人の手から、いかに有利に自分の前に引き寄せるかを大事にするヤツやった。
京大法学部のS君。君の法律事務所に行列できてるか???