激戦区の旅
関サバと関アジを食べ過ぎて、日本酒を飲みすぎたのでキッチリ二日酔いになりました。勤労なみんなゴメン。有給を消化した一日でした。練に行こかとおもたけど、まったくジャージやレーパンを着用する気分にならず。ひとまず自転車にまたがり、アテも無く舵を西(神戸方面)に切った。
R2・西宮市役所を通過したとこにある「ラーメン・力一杯」。醤油トンコツの店で、我が家の贔屓です。ここのネギラーメンは力強くて繊細。店員の元気もええので大好き。
「激戦区入り口」という看板。そう、R2西宮から神戸方面は”ラーメン激戦区”。血で血を洗う恐ろしい区間。胃腸の弱いひとは通らないほうがいいよ。
「希望軒(きぼうけん)」。数年前は行列が凄かったけど、周辺に店舗が増えてからというもの、”普通”のラーメン屋になってしまった感じ。やはり「希少」というファクターは重要やね。正午前なのに、店内は坊主。
「もっこす(とんこつ)」と「ふうりん(醤油)」が並ぶ。写真を撮っている間にも、客足が続くのだけど、よく観察すると重労働をしそうな客はもっこす、そうでない人はふうりんというカンジに振り分けられてたのが興味深い。(偏見すみません)。でも、ふうりんの醤油は、自分が一番好きな醤油とはすこち違います。イリコ臭がまだまだ甘い。ふうりんもココ一軒だったときは並んだけど、支店ができてからは「希少度」ダウン。
ラーメンに「あしや」がついても、別に芦屋マダム御用達でも何でもないしね。いっぺんだけ食ったけど、普通に「おいしい」ラーメンでした。
前を通ったダケで、かなり引力強し。どこの店でもそうだけど「ネギラーメン」のメニュー写真を表に出すのはよして欲しい。メロメロになるから。人はネギの前にこんなにもはかない。
看板が派手。
写真を撮ってる間も、人がひっきりなしに出入りしてた人気店。いわゆる「天理ラーメン(白菜たっぷり)」の店。床が脂でヌルヌルしてるのを売りにしてたけど、ちゃんと掃除すればそんな現象はおきないやろ。かなり塩辛い印象があったし、接客が粗雑だったので二度と行かない我が家。
ここも客の出入りが激しかったな。
「たろう」とはこれまた素朴な屋号やね。何気なく見過ごしてしまいそうな佇まい。ところが、店の壁にかかげたイタリア国旗が気になって近寄ってみたら、「トマトラーメン」って書いてある。なんやこれ!?妙に気になる。気になりながら先に進んだけど、やっぱり気になる。ラーメン⇒イタリア⇒トリノ⇒荒川静香(リピート)。まさに旬。
「横浜ラーメン」をうたってる店。仕事で横浜在住時は非常に世話になったスープがよみがえる。芦屋に勝るとも劣らないサウンド「横浜」。店の前で5秒くらい迷った末、先に進んだ。
50mくらい手前から匂う「とんこつ」臭。自分にとって”アウト”と”セーフ”のギリギリの匂い。にもかかわらず、店を前にすると吸い込まれそうになった。麺にうかぶ紅しょうがの姿を想像する。替え玉の姿を想像する。引力強し。ちなみに客は「おやじ度」高し。
激戦区にあって、一歩も引けをとらない存在感。”ベッキー”の特大ポスターも店の最前線でがんばっておった。「餃子セット」「チャーハンセット」の文字も、ゆるぎない位置付け。中には「こってり信者」「こってり中毒患者」が多数来店し、その傷を癒してたな。
対面には「ラーメン」じゃなく「らぅめん」の看板。それほどの拘りを見せるのなら、味もさぞかし、、、。調査したい、是非。
どうしても「もっこり」と読みたくなる。ここもトンコツ臭きつし。しかし、店内は客が溢れかえっている模様。自分にはちょっとくどい感じ。食っても「もっこり」しなかったので、今は魅力が無いな。
店の名前に宮本武蔵をつけるとは、エエ度胸してる。自分の解釈では武蔵は剣豪じゃなくて「へんくつ」「剣術バカ」というイメージがあったりして。宮本武蔵を読んで感銘をうけた人物数知れず。ここの親父もたぶんそんなところか。俺ならラーメン屋をやるとすれば「宮本武蔵」じゃなくて「関根恵子」「風祭 ゆき」とかにするぜ。
”激戦区”の出口をこの目で確かめるつもりやったけど、正午を回ってさすがに辛くなってきた。残る力をペダル(自転車で行ってます)にこめて再び東に漕ぎ出し、「たろうラーメン」の「トマトラーメン」をロックオン!清潔な店内にはジョージベンンソが流れてた。アールクルーならもっと高得点。写真をとりたかったけど、なんかそんなこと言い出せる雰囲気じゃなかったしな。ホームページもあった。姫路方面にも出展してるし、どうも支店が沢山あるみたい。そのトマトラーメンですけど、麺がラーメンというだけで、これがパスタになってても全く違和感なし。ラーメンが出てきたとき、いっしょにタバスコまで出してくれたから、その味は想像にたやすい。トマトラーメン自体のパフォーマンスも凄かったけど、無料のキムチがこれまた美味かった。食った当初は甘さが広がり、時が経つに連れて辛さがゆっくり充満する仕掛け。ほんまに美味しいキムチでびっくりこいた。安藤美姫も事前にこれを食ってたら、4回転行けとったかもしれんと思うと、気の毒。トマトラーメン恐るべし。
大阪に戻る途中のうどん屋さん。パチョレック君に推奨されたおみせ。「しょうゆうどん」が気になる。陳列の「本日限りたぬき丼」の表示も気になる。でも、胃袋のキャパシティが無理。ごめん、次いくから。
自分の好きな、声に出して読みたい駅名の一つ。阪急電車の阪神駅。「どっちやねん!」と突っ込みたいけど。
激戦区を出てからすでにだいぶ離れた場所にあるラーメン屋。TV番組にも度々出演してた人がプロデュース(?)してるらしい。でも、人の顔写真で食べ物の美味しさが膨らむことは無いと思う。食べてないのに酷評するのも失礼なんで、いっぺん行ってみよかな。でも、店の前の看板に「美味しいスープがただいま出来上がりました」と書くのはよしたほうがええと思う。謙虚にいこう。自分にも言えることだけど。
運動:激戦区の旅で55km