サンタクロースは納屋の中

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(プレゼントはこれ。)

流石に小6も後半だから、クラスの大半はサンタクロースの正体というか、親の苦労(笑)を分かってると思う。逆にまだ信じてるうちのローラー小娘なんか、かえって心配になったりする。赤い服着て白い髭をたくわえたおっさんに誘われたら、ホイホイ着いて行きそうで。そういえば、うちの近所のESSOのガススタの姉ちゃん、”セクシーサンタ”の衣装着てたな。オイル交換に行きたいかもしれん。ついでにボンネット開けるから、点検しまくって欲しいかも。
自分が子どもの頃、サンタは煙突からやってくると信じてた。親に、我が家には煙突は無いのか?と訪ねたら、換気扇を指差して「サンタが気ぃよくきてくれるように、エントツ掃除をしなさい」と言われた。なんかウサン臭いと思いながらもセッセと掃除した。料理をする時意外は、プロペラが止まってるから、サンタも体がズタズタにならずに、侵入できるのかと納得しつつ。

小娘が保育園の時はまだ「魔法でなぁ、、、」とだまくらかすのはチョロかった。しかし知恵がついてくるとそうも言ってられない。頭をフル回転させて、小1の時彼女に伝えたのは次のような話。
「ええかよう聞け。サンタに持ってきて欲しいモンがあったら、まずおとんに正直に言いなさい。締め切りは12月20日まで。希望商品の途中変更は不可。おとんは、お仕事でつこてるパソコンから、サンタ宛てに希望商品と、24日の真夜中に枕元までお届けというメールを出す。アドレスは子どもに絶対言うたらアカン事になってる」。

後日TVで、サンタがフィンランドから出発したとかニュースで流しても「ほら見てみぃ、プレゼント発送始まったなぁ」と言えば、目をキラキラさせてるし。当然トナカイに乗って太平洋を渡れるワケが無いのは、事前に告知すると同時に、サンタ専用機があって、これは世界中に航路と支部を持っていることも伝えた。カギのかかっている我が家に、しかも真夜中忍び込むのはたやすいことではない。しかし、折からのイリュージョン番組(TV)のお陰で、そういう事も不可能では無いと、刷り込む。

この「ギリギリリアル」と「ギリギリバーチャル」で、今日までだまくらかしてきた。しかし、小娘に夢と希望を与え続けてきたローラー男も、年が明けたら新しいフレームが入荷するんで、財政が厳しい。来年からは商品価格の上限を設定しよと思う。赤い服着て長靴はいてるけど、サンタのスネ、結構細いからね。