鼻毛ボーで行くこと

P1020628

(チームメイト、鈴泥レスラー撮影。在りし日の私。)
おまたせおまたせ。関西シクロのこと書くためにダケ出勤したのに、仕事山積みの一日でした。幸いな事に、自宅から17kmで会場に着くという事前調査をもとに、当然自走で乗り込んだわけ。追い風基調だったけど、それにしてもシンドイのは、沖縄終わったあといかにふざけた生活をしていたかバレバレやね。食べたいだけ食べて、呑みたい以上に呑んで、体脂肪も肝臓もパンパンですわ。それでもレースに行くって根性は、凄いというより無謀。この無謀さをどこまで発揮できるかが、今回のテーマでした。
2,3日前のブログに「若造とは背おてるモンが違う」と偉そうに書いた真意は、「背おてる余分な脂の量が違う」と読んでくれたかいな?そこら辺頼むよ。

しっかし会場の雰囲気といい、スタート前といい、「緊張のカケラも無かった」。自分だけかとおもたら、周りもいたって穏やか。それでいい、それでいいのだ”関西シクロクロス”は。スタート直後はなんか知らんけど、バンバン上がって行けた。普段、淀川河川敷のダートをスーツのスソボロボロにして通勤しているダケある。いっぺん雑誌ファンライドに一言言うとくべきか。「アソスよりはるやまの安モンスーツの特集頼む」と。一気に先頭まで行ったろとスケベ心を出しそうなのをグッと我慢。しっかし昨日のコース、ドライ過ぎて砂埃が凄かった。口から息吸ったら絶対アスベストより体に悪そう。仕方ないから鼻呼吸メインで行ったけど、鼻毛が薄かったら砂ボコリのろ過に、さぞやてこずったと思う。普段から養生した鼻毛に助けられた感じ。付近でも「うわぁっ、煙たい、煙たい!」と情け無い声だしとるヤツがおったな。忠告しておく「勝ちたかったら、はなげは、伸ばせ」。

残念ながら滑りやすいコーナーが非常に苦手。ここで離されて、直線で迫るといういつものパターン。ところが、この日は「背負ってる脂の量」を間違えてた模様。15分くらいはねばったけど、突然直線で踏めなくなった。難しい言葉で表現するとやね「電池が切れた」のよ。風のごっつ強い区間があって、ドラフティングしようにも、前の人の背中がぜんぜん迫って来ない。前半抜きまくった人に離され出した。ついには、干支でいうと一回りくらい上の選手にも離されだしたので、非常に焦ったぞ。くっそ〜、俺より先に年金もらう予定の選手には、断固として負ける訳には行かんのじゃい!しっかし、ジリジリ離されていく。疲れてくると、ハンドルの押さえも効かないし、シケイン越えても押しているより、「うなだれている」状態。こういうときのギャラリーの応援は染みる。たのむ、応援せんといてくれ、ソッとしといてくれ、俺を一人にしといてくれ!今すぐ家に帰って布団で寝たいんや!そんな人の心を知ってか知らずか、カウベルまで打ち鳴らしての応援。世間はほんまに冷たい。

最終ラップで、ついに1分前スタートの、干支でゆうたら二まわりほど若いヤツに抜かれた。ショック倍増。ともかく生きてゴールできたのが幸い。マスターズに大挙して参加した”泥レスラー”達が、ゴール後お互いの検討をたたえあったけど、しんどすぎて会話に突っ込むことも、ボケたおすことも出来なかった。心臓の鼓動を整備するのが精一杯。

まぁ順位はともかく、収穫は大きかったな。しばらく逢えなかった泥レスラーにも会えたし、そのほか関西シクロのいつもの顔や声もあった。残りあと何戦があるけど、次は絶対一発かますつもり。何をかますか、今は言えん。言うとシクロクロス界が大変な事になると思う。鼻毛の手入れだけはおこたらんつもり。次も、激しい砂嵐たのむ。でも、自分の鼻の穴、なんかラクダっぽい気もする。パカパカ開閉してみたい。

自転車:往復34km+シクロクロス・マスターズ30分全開で全壊


P1020632